2014年04月27日
78歳
パパ花粉症、ママ花粉症、
それなら間違いなく子供も花粉症になるよと予言された我らの息子、大仏氏も、
花粉症。
3歳で、発症。して既に歴、2年。
そもそもメガネ使用で定期的に眼科に通っているのに、
この時期は、めやに、かゆみが強くなるので、プラスの眼科通い。
毎日、目薬をさす。
先日のこと。
眼科の先生に、アレルギーの検査をしたことがあるかと聞かれたので、
「3歳の時に一度やりました。オトナの数倍の数値結果が出て、アレルギーであることは確かなんですけど、スギでもないようだし、何の植物かは当時、特定できませんでした」
と言って、3歳の時に行った検査結果表を先生に見せた。
ハウスダストではない、食物でもなかった、何かの植物であることは間違いないのだ。
先生曰く、
氏は今5歳、かなり6歳に近い5歳なので、この内容も変わっているだろうと。
つまり、「今」の時期に目がかゆいのは明らかに「スギ」なんだと。
3歳の時に結果としては出なかったとしても、もう少し成長した今再検査すれば、
当時よりもっと詳しい結果が望めるのではないかと言うこと。
要は、原因が「何」かを特定できれば、それだけ対策が取れると言う話で、
血液検査、やりますか? てな話。
「ハイ、ではお願いします」
ところがところが。
いつもの「目のチェックだけ」だと思っていた大仏氏、
急遽、血を抜かれるという事態に急速に怯え出した。
「ママ? ママ? 血をとるの? ぜんぶとるの?」
「全部取ったら死ぬわ。少しだけだよ」
「血をとるの? どうやって? どうやって?」
看護師さんが見せてくれた。
「ホラね、こういう赤ちゃん用のほそ~い針でやるんだよ。大仏君がやってる予防接種の針より、ほそ~いんだよ」
見ると、ほんとに細い、糸のような針。
しかもこの針でさえ、刺す時に痛みを感じないようにするシール、
これを貼ってもいいよと、提案してくれる。
「大仏、3歳の時もやってるんだよ? 血なんて沢山あるんだから」
「どれくらいいたい?」
「最初のチクンだよ。それだけ。あとは痛くないしすぐ終わる」
「さいしょだけ? すぐってどれくらい?」
「その最初だけだって、痛くないようにできるシールがあるんだってよ、これ貼ればいいじゃん。もう年長でしょ? できるできる」
「血をとるの? ぜんぶとるの?」
「だ― か― ら! 全部取ったら死ぬわ!」
も―、このやりとり。延々と。
そんなことグダグダ言ってるウチに、すぐ終わるっての。
すんなりはじめてたら、もうとっくに終わってるっての。
いつもコレ。
覗くと風が出てくる機械のやつも、怖くて未だに出来ないし、
あんなほっそい、糸みたいな注射針で、この怯えよう。
今年6歳になる、もう見た目は結構大きい子、
それが裏でグダグダグダグダ、あーでもないこーでもないと
看護師さんとママを相手に、必死になって抵抗。
「ね―、もう年長さんでしょ? やれるってば。一瞬で終わりだってば」
「血をぬくの? 血をぬくの?」
「なんのアレルギーか、知りたいじゃん。夏もあるのか、秋もあるのかとか」
「いたい? どれくらいでおわる?」
「何度も言うけど、3歳の時やったの。今、5歳。ね―、じゃあさ、いつになったら出来るのよ。何歳になったらやれるわけ?」
したら大仏、涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにしながら、こう叫んだ。
「ななじゅ―はっさい―!!」
※78歳
「本人は真剣なんですよね」 ←看護師さん。
嗚呼。優しい病院で良かった。本当に。
「では次回、よく話をしてから来ますので、次回、お願いします」
「わかりました」
して、その次回。
「今日はできそうですか?」
「あ、すみません、もうちょっと大きくなってからやることにします」
先生の診察の時、机の上のカルテがチラッと見えた、
そこに、こう書いてあった。
「もうちょっと大きくなってからやる」
※5歳8カ月
それなら間違いなく子供も花粉症になるよと予言された我らの息子、大仏氏も、
花粉症。
3歳で、発症。して既に歴、2年。
そもそもメガネ使用で定期的に眼科に通っているのに、
この時期は、めやに、かゆみが強くなるので、プラスの眼科通い。
毎日、目薬をさす。
先日のこと。
眼科の先生に、アレルギーの検査をしたことがあるかと聞かれたので、
「3歳の時に一度やりました。オトナの数倍の数値結果が出て、アレルギーであることは確かなんですけど、スギでもないようだし、何の植物かは当時、特定できませんでした」
と言って、3歳の時に行った検査結果表を先生に見せた。
ハウスダストではない、食物でもなかった、何かの植物であることは間違いないのだ。
先生曰く、
氏は今5歳、かなり6歳に近い5歳なので、この内容も変わっているだろうと。
つまり、「今」の時期に目がかゆいのは明らかに「スギ」なんだと。
3歳の時に結果としては出なかったとしても、もう少し成長した今再検査すれば、
当時よりもっと詳しい結果が望めるのではないかと言うこと。
要は、原因が「何」かを特定できれば、それだけ対策が取れると言う話で、
血液検査、やりますか? てな話。
「ハイ、ではお願いします」
ところがところが。
いつもの「目のチェックだけ」だと思っていた大仏氏、
急遽、血を抜かれるという事態に急速に怯え出した。
「ママ? ママ? 血をとるの? ぜんぶとるの?」
「全部取ったら死ぬわ。少しだけだよ」
「血をとるの? どうやって? どうやって?」
看護師さんが見せてくれた。
「ホラね、こういう赤ちゃん用のほそ~い針でやるんだよ。大仏君がやってる予防接種の針より、ほそ~いんだよ」
見ると、ほんとに細い、糸のような針。
しかもこの針でさえ、刺す時に痛みを感じないようにするシール、
これを貼ってもいいよと、提案してくれる。
「大仏、3歳の時もやってるんだよ? 血なんて沢山あるんだから」
「どれくらいいたい?」
「最初のチクンだよ。それだけ。あとは痛くないしすぐ終わる」
「さいしょだけ? すぐってどれくらい?」
「その最初だけだって、痛くないようにできるシールがあるんだってよ、これ貼ればいいじゃん。もう年長でしょ? できるできる」
「血をとるの? ぜんぶとるの?」
「だ― か― ら! 全部取ったら死ぬわ!」
も―、このやりとり。延々と。
そんなことグダグダ言ってるウチに、すぐ終わるっての。
すんなりはじめてたら、もうとっくに終わってるっての。
いつもコレ。
覗くと風が出てくる機械のやつも、怖くて未だに出来ないし、
あんなほっそい、糸みたいな注射針で、この怯えよう。
今年6歳になる、もう見た目は結構大きい子、
それが裏でグダグダグダグダ、あーでもないこーでもないと
看護師さんとママを相手に、必死になって抵抗。
「ね―、もう年長さんでしょ? やれるってば。一瞬で終わりだってば」
「血をぬくの? 血をぬくの?」
「なんのアレルギーか、知りたいじゃん。夏もあるのか、秋もあるのかとか」
「いたい? どれくらいでおわる?」
「何度も言うけど、3歳の時やったの。今、5歳。ね―、じゃあさ、いつになったら出来るのよ。何歳になったらやれるわけ?」
したら大仏、涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにしながら、こう叫んだ。
「ななじゅ―はっさい―!!」
※78歳
「本人は真剣なんですよね」 ←看護師さん。
嗚呼。優しい病院で良かった。本当に。
「では次回、よく話をしてから来ますので、次回、お願いします」
「わかりました」
して、その次回。
「今日はできそうですか?」
「あ、すみません、もうちょっと大きくなってからやることにします」
先生の診察の時、机の上のカルテがチラッと見えた、
そこに、こう書いてあった。
「もうちょっと大きくなってからやる」
※5歳8カ月
Posted by ネクタイ作家 at 10:32
│育児日記