無ければ作ればよい。

ネクタイ作家

2014年06月28日 10:53

「ぶどうとスイカ!」

1番好きな果物は何? と聞くと、必ずこの2つを挙げる大仏氏。

1番好きなの1個だけ! と言っても、ここからは絞れないらしい。



幼稚園は週に3日が給食で、残りの2日はおにぎりと果物を持っていく日。

聞いていると、みんな贅沢な果物を持ってきている模様。

さすが果物王国山形、「うちはもうサクランボ食べないよ~」なんて

子供たちもお口が贅沢である。佐藤錦だぜ佐藤錦。

あたしなんか山形くるまで、アメリカンチェリーくらいしか

食べたことなかったよ。それすら自分では買わなかったし。

今日はだれだれ君がメロンだった~やら、

だれだれちゃんは、いちごとラフランスと柿の3つも持ってきた~やら、

親戚にも農家さんがいないウチなんかは、羨ましい限り。



そんな氏は冒頭にもあげたように、スイカが大好き(ぶどうと並んで)

果物や野菜などはいつが「旬」なのかをついでに教えているので、

外は雪が降っているのに「今日、C君がスイカもってきた」なんて言われると、

非常に困るのである。

「ママ? スイカは夏でしょ? なんでいまは冬なのに、スイカがあるの?」

「本当は無いんだけど、特別に作ることもあるんだよ」

「じゃあたくさん、とくべつにつくればいいじゃん」




まぁね。だから今はなんでもかんでも、1年中食べられるのよ。

でもね、一応決まってるのよ、季節って。

・・・てなワケである。




しかし最近見る「スイカ」は、本物である(いやどれもこれも本物ではあるが)

「今日、D君がスイカもってきてた。スイカってもうあるの?」

「そうね、そろそろ出てきてるね」

「買わないの?」

「・・・もうちょっと、後」

スーパーでも、彼は声が大きいもんだから、

「ママ、ほらスイカ! もう夏だからね、スイカ買わないの?」

「ママ、ほらメロン! メロン買わないの?」

スイカもメロンも、ちょっと違う感じの棚に乗っかってるから、

そういうのは視界に入らない私は、無視して早歩き。










オモチャでもなんでもさ、与え過ぎはよくないって言うでしょ?

モノを与え過ぎると、やる気を失くすのよ。

昔はモノがなかった。モノが無かった時代は自分で作るしかないから、

子供の服も手作り、穴があいたらワッペン作って塞ぐ、

着られなくなった服をバッグにリメイク、なんだって手作りした。

電子レンジなんか無かったから、冷凍の作り置きもそこまでしないし、

レトルトだって、こんなに盛んじゃなかった。

作るのが当たり前で、作るしかなかったのよね。



ちょっと話は脱線するけど、

ここのとこ、洋裁学校に生徒が集まらないとかって話を聞いた。

結局今って、安くて良い服が手に入るでしょ?

だからそれがダメになってもあっさり捨てて、さっさと新しいものを買えばいい。

安いからって、デザインとかもそこまで悪くは無い、むしろ全く平気、

だから「作るより買った方が安い」という発想になるのではないかしら。

使い捨てよ、服も靴も。そもそもが直して使おうなんて程のものじゃない。

だから「かけはぎ」なんてのも、そのうち絶滅するんじゃないかしら。

モノがありすぎて、オリジナルを「作る」っていう情熱が沸かないのよね。









だからそうよ。あるものを加工して自分で作る。

そういう精神は失いたくない。













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彼は、スイカを作ることにした模様。
















いや、メロンかもしれない。







※5歳10カ月


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