幼稚園へは歩いて行っています。
だいたい、12分くらいかな。大仏が年少の頃は15分強時間がかかったけど、
あっという間に年長、今は何かに気を取られて立ち止まることもなく、
スイスイ歩いています。
真夏と真冬は、車になるんだけどね。
今朝も、送って行きました。
大仏とこうして手を繋いで歩けるのも、いつ頃までかな。
小学校に上がったら1人で行くようになるのだろうから、
それを考えると、今の幼稚園時代の登園時間は、とっても貴重なんだ。
2人で同じ方向を向いて、時々顔を見合わせて、
ニッコリ笑って、繋いだ手にぎゅっと力を込めてみたりして、
吠える犬がいる家の前では、いっせいので2人共ダッシュして、
前方の信号が赤に変わると、
「あ―、かわっちゃったね」という大仏に対して、私は
「いいのよ、待てばいいの。大仏と手を繋いでいられる時間が増えてママは嬉しい」
なんて言ってはまたお互いに顔を見合わせて、微笑んで、
毎日のこの朝の時間は、ほんっとにラブラブで幸せな時間なのね。
私は時々、思う。
何十年後かに、今では当たり前のこんな出来ごとを思い出しては
(懐かしいなぁ・・・)としみじみ感じる時が、来るんだろうなと。
確実にね。
そうやって大仏を幼稚園へ送り届けて、ハイタッチをして別れて、
彼と離れ離れになったことを少し寂しく思いながらも、
は― やっと1人になったぜ― さ― 帰ったらやるぜ― な自分に
即座に切り替わって、
ウォーキングレッスンで習った歩きを意識しながら、黙々と歩いて家に帰る途中、
幼稚園のバスを待つ親子に会った。
年少さんくらいかしら。お母さんと手を繋いで、立っている。
(近くなったら挨拶しよう)と予定しながら歩いて行くと、
それより先にボクの方から「こんにちは!」と声をかけてもらった。
「こんにちは! 偉いわね、ちゃんとご挨拶ができて」
と言ったら、ボクもお母さんも、照れくさそうに笑った。
子供を褒めてあげるには、最高のシチュエーション。
他の子供はいないし、親もいない。
お母さんの前で誉められたボクは嬉しいだろうし、
ボクを誉められたお母さんも、嬉しい気持ちになったでしょう。
あ~ 挨拶っていいな~
ボクも恥ずかしがらずに、ちゃんと自分から大きな声で言えて偉いな~
と、私も嬉しい気持ちで家に到着、
口角上がりっぱなしのまま、さてまずは片付けでもするかと部屋に入ったら、
いきなりコレが目に飛び込んできた。
ぎゃ!!
なに? いたいだと?!
口角急下降!
どこかが、痛いの? ←体?
ここへ、居たいの? ←家?
的を、射たいのか? ←それは無い
ア―タ、自分の息子のこと、ちゃんと見てんの?!!
息子、こんなメッセージ書き残していってるわよ!!
だって、だって彼、何にも言ってなかったよよよ??
何にも言ってなくても、気付いてやるのが親でしょ?
ニコニコうふふって手つなぎ歩きしてる場合だった?
12分も時間あるんだから、異変に気づけたでしょ?
何もなかったわよ、いつも通りだったわよよよよよ?
帰ってきたら、聞いてみます。。
↑これは別の日。
こんな気持ち、切り替えて良いものか。
※5歳10カ月