実は心に闇が?

ネクタイ作家

2014年06月26日 10:08

幼稚園へは歩いて行っています。

だいたい、12分くらいかな。大仏が年少の頃は15分強時間がかかったけど、

あっという間に年長、今は何かに気を取られて立ち止まることもなく、

スイスイ歩いています。

真夏と真冬は、車になるんだけどね。



今朝も、送って行きました。

大仏とこうして手を繋いで歩けるのも、いつ頃までかな。

小学校に上がったら1人で行くようになるのだろうから、

それを考えると、今の幼稚園時代の登園時間は、とっても貴重なんだ。

2人で同じ方向を向いて、時々顔を見合わせて、

ニッコリ笑って、繋いだ手にぎゅっと力を込めてみたりして、

吠える犬がいる家の前では、いっせいので2人共ダッシュして、

前方の信号が赤に変わると、

「あ―、かわっちゃったね」という大仏に対して、私は

「いいのよ、待てばいいの。大仏と手を繋いでいられる時間が増えてママは嬉しい」

なんて言ってはまたお互いに顔を見合わせて、微笑んで、

毎日のこの朝の時間は、ほんっとにラブラブで幸せな時間なのね。


私は時々、思う。

何十年後かに、今では当たり前のこんな出来ごとを思い出しては

(懐かしいなぁ・・・)としみじみ感じる時が、来るんだろうなと。

確実にね。



そうやって大仏を幼稚園へ送り届けて、ハイタッチをして別れて、

彼と離れ離れになったことを少し寂しく思いながらも、

は― やっと1人になったぜ― さ― 帰ったらやるぜ― な自分に

即座に切り替わって、

ウォーキングレッスンで習った歩きを意識しながら、黙々と歩いて家に帰る途中、

幼稚園のバスを待つ親子に会った。

年少さんくらいかしら。お母さんと手を繋いで、立っている。

(近くなったら挨拶しよう)と予定しながら歩いて行くと、

それより先にボクの方から「こんにちは!」と声をかけてもらった。

「こんにちは! 偉いわね、ちゃんとご挨拶ができて」

と言ったら、ボクもお母さんも、照れくさそうに笑った。

子供を褒めてあげるには、最高のシチュエーション。

他の子供はいないし、親もいない。

お母さんの前で誉められたボクは嬉しいだろうし、

ボクを誉められたお母さんも、嬉しい気持ちになったでしょう。



あ~ 挨拶っていいな~

ボクも恥ずかしがらずに、ちゃんと自分から大きな声で言えて偉いな~

と、私も嬉しい気持ちで家に到着、

口角上がりっぱなしのまま、さてまずは片付けでもするかと部屋に入ったら、

いきなりコレが目に飛び込んできた。









ぎゃ!!


なに? いたいだと?!


口角急下降!



どこかが、痛いの? ←体?

ここへ、居たいの? ←家?

的を、射たいのか? ←それは無い



ア―タ、自分の息子のこと、ちゃんと見てんの?!!

息子、こんなメッセージ書き残していってるわよ!!

だって、だって彼、何にも言ってなかったよよよ??

何にも言ってなくても、気付いてやるのが親でしょ?

ニコニコうふふって手つなぎ歩きしてる場合だった?

12分も時間あるんだから、異変に気づけたでしょ?

何もなかったわよ、いつも通りだったわよよよよよ?








帰ってきたら、聞いてみます。。






↑これは別の日。





こんな気持ち、切り替えて良いものか。





※5歳10カ月


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