ある日の晩ごはんのこと。

ネクタイ作家

2014年06月18日 09:16

「ママ、これなに肉?」

「トリ」

「またトリ~?」

「じゃあ何肉が食べたいのよ」

「ウシ」






またまた別の、ある晩。



「ママ、これどこの肉?」

「トリ」

「だから、トリのどこかってきいてんの!」

「手羽元」

「どこ?」

「ん―、ここら辺じゃない?」

「え? どこ?」

「ん―、肩? 手? ここ、ここらあたりじゃないの?」

「どこ? どこどこ?」

「ん―だから、手羽の元なんだから、こっちか? いやここら辺か?」




・・・と私、自分の肩やら腕やら、はたまた胸やら脇の下やらを

あちこちあちこち触りまくり、

そこまでしたのに結局どこら辺なのか分からず、

色々想像したもんだからスッカリ、食欲がなくなったのでありました。





そんな私の様子を見て、大仏が一言。





「ママ、トリとにんげんの体はちがうから、トリでせつめいしてくれる?」





賢い!









※5歳10カ月


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